シロソ砦(Fort Siloso)って知っていますか?シンガポールの観光地であるセントーサ島の西端にある1880年に建てられた要塞で、歴史博物館になっています。
1880年代、重要な港であったシンガポール港を守るために、イギリス軍が建造したものです。1942年2月のシンガポールの戦いで陥落し、第二次世界大戦の終わる1945年まで日本軍の捕虜強制収容所として使われていました。
日本は1942年から3年間、シンガポールを占領していて、その歴史なども詳しく知ることができる博物館で、とても興味深いです。
シロソ砦スカイウォーク
シロソ砦の博物館に行くにはいろいろな方法がありますが、シロソスカイウォークからスタートするのがおすすめ!ケーブルカーのシロソ駅(Siloso Station)で降りるとすぐです。
11階建ての高さ・全長181メートルのスカイウォークは、ケーブルカーからシロソ砦までの道のりまで続いていて、景色を楽しみながらシロソ砦まで歩いて行くことができます。
エレベーターで一気に上に上がるとこの景色!景色が最高です!
床の一部はガラスになっている部分もありました。
遠くにはシロソビーチが見渡せます。高いところにあるので、風が気持ちよく、自然の中の遊散歩はっても開放的!
景色を楽しみながらのんびり歩いていたら、すぐにシロソ砦に着きました。
シロソ砦の見どころ
第二次世界大戦の歴史資料が多数展示されています。
要塞化された軍用構造物やトンネルの跡、砲撃台などが外に展示されています。当時のシーンを再現した蝋人形などはかなりリアルで、緊迫した当時の様子が感じられました。
「Surrender Chambers」という展示場では入場が制限されており、少し並びました。
日本軍の侵攻から、第二次世界大戦末期に日本が降伏するまでの過程が展示されていています。「昭南島」と呼ばれていたシンガポール。日本の占領下がどのようなものだったのか、その中で人々がでどうやって生活してきたのかがよく分かる展示でした。日本人ならとても興味深く見学できると思います。
赤・白・黒などの大胆な展示も多く、映像やライトなど飽きない工夫がたくさんされていて、これが無料だなんて素晴らしい。
シンガポールが3年間、こんなに日本だったなんて、恥ずかしながら全然知りませんでした。日本語の新聞、日本語の雑誌、学校で日本語を教えている様子、日本政府が発行したシンガポールの紙幣もあり、とてもおもしろい展示でした。
かなり広い敷地に建物がたくさんあるので、ゆっくり見ると2時間くらい見学するのに時間がかかりました。
シロソ砦・シロソスカイウォークへの行き方
シロソスカイウォークにはケーブルカーでいくのがおすすめ!
セントーサ島のケーブルカー「Sentosa Line」を西に行った終着駅「Siloso Station」の目の前にシロソスカイウォークがあります。ここからシロソ砦へつながっています。
シロソ砦に直接行く場合は、セントーサビーチトラムに乗って、Siloso pointで降りても。
セントーサ島はユニバーサルスタジオがあったり、リゾートホテルがあったりで有名ですが、あまり知られていないシロソ砦。
日本の歴史の教科書にもあまり載っていないような日本とシンガポールの歴史が学べます。ぜひ日本人に行ってほしい!
シロソ砦・シロソスカイウォークの基本情報
・入場:無料 ・営業時間 9:00~18:00 ※最終入場は17:30まで ※博物館は10時から営業 ・ウェブサイト https://www.sentosa.com.sg/en/things-to-do/attractions/fort-siloso/ ・パンフレット https://www.sentosa.com.sg/-/media/sentosa/features/gallery/attractions/fort-siloso/2020_fortsiloso_brochure.pdf