海外旅行に行けない今、小さい島国のシンガポールでどうやって楽しもうか、情報を探している人も多いのではないでしょうか。
今回は、ハーバーフロントからクイーンズタウンの方まで続くハイキングコースSouthern Ridge（サザンリッジ）を紹介したいと思います！
The Southern Ridges（サザンリッチ）のハイキングコース
サザンリッジとは、シンガポールの南から南西にかけて広がる、マウント・フェイバー・パーク、テロック・ブランガ・ヒル・パーク、ホート・パーク、ケント・リッジ・パーク、ラブラドール自然保護区を結ぶ約10kmのトレイルコースのことを言います。
ケーブルカーもあるマウント・フェイバー・パークから、シンガポールの南の海沿いを眺め、ヘンダーソン・ウェーブではシンガポールのスカイラインを眺め、遊歩道の張り巡らされた公園で森林浴を楽しめます。
のんびり歩いて、休憩しながらだいたい3-4時間くらいで楽しめると思います。
マウント・フェイバー・パーク（Mount Faber Park）
スタートはシンガポールの南に位置するマウント・フェーバーから。
セントーサへの玄関口として有名なハーバーフロント駅のD出口が、マウント・フェーバーへのハイキングコースの入り口です。
ひたすら森の中の階段を登ります！緑に囲まれて気持ち良い〜。ずっと階段なのでなかなか疲れます（笑）
階段を登ること10分、景色が見渡せところまできました。
上まで上がったら、左へ曲がり、ヘンダーソン・ウェーブを目指します。左に少し歩くとケーブルカー乗り場が。さらにまっすぐまっすぐ進みます。
セントーサ島はもちろん、シンガポールの高層ビル群も見渡せ眺めは最高です。
あまり知られていませんが、ここにはシンガポールオフィシャルのマーライオンがいます！！
昔は柵もなかったのですが、今は柵に囲まれています。私が訪問した時はエリア一体がクローズしていて、マーライオンは見えませんでした（涙）
マーライオンがクローズしていたので、代わりの道へ。シンガポールの歴史や文化の壁画が並んでいて興味深いです。
マーライオンのある公園まではスタートして20分ほどで着きました。
今度はひたすら階段を下ります。
森を抜けると道路に出るので、道路を少し登るとすぐにヘンダーソン・ウェイブへ着きます。
ヘンダーソン・ウェイブ（Henderson Wave）
マウント・フェーバー・パークとテロック・ブランガ・ヒル・パークを結ぶ、全長274メートルの波のようなデザインが特徴の歩道橋です。
シンガポールで一番高いところにある遊歩道らしいです。シンガポールの街並みが見渡せ、反対側は海が見え、開放的で気持ち良い場所です！
今はコロナでベンチがクローズされていますが、昔はここで休憩していたり、くつろいでいる人がいました。猿もよく見かけますが、ピクニックしている人がいないのでもういないのでしょうか。
森の中から海と都会と、シンガポールならではの景色が眺められる独特の場所です。
休憩なしでゆっくり歩いて、スタートからまだ30分ほど。
そして橋を渡り終わると、再び森の中へ。
途中で大きなコロニアルなお屋敷のレストラン「THE ALKAFF MANSION」があります。結婚式をしているようでした。
カフェとしてもオープンしていて、テラスの席があり気持ち良さそうでした。ここで休憩したり、軽食をとるのも良さそうですね。
テロック・ブランガ・ヒル・パーク（Telok Blangah Hill Park）のフォレスト・ウォーク（Forest Walk）
ヘンダーソン・ウェーブを抜けると、テロック・ブランガ・ヒル・パークへ続きます。ここでは「フォレスト・ウォーク」という森の中の遊歩道を歩きます。森の中の高い位置に張り巡らされている網状の遊歩道です。
しっかり整備されているので、歩きやすく、ジョギングしている人の姿も見かけました。高い位置にあるので、高所恐怖症の人は怖いかも！？
虫の声や蝉の声を聞きながら森の中を20分ほど歩きます。遊歩道の途中で適宜道路に抜けられるような階段もあるので、お子さんが途中で疲れたりしても安心です。
森の中なのに、遠くには高層マンションが。シンガポールっぽいですね。
アレクサンドラ・アーチ（Alexandra Arch）
フォレスト・ウォークが終わると、アレクサンドラ・アーチが登場！夜になるとライトアップされるそうです。
ギルマンバラックのあたりまできたようです。変わったデザインのコンドも見えてきました。
次の公園へ向かいます。
ホート・パーク（Hort Park）
ホート・パークへ来たらキャノピー・ウォークを目指して歩きましょう。
ホート・パークは園芸総合施設として、研究所、教育などにも力を入れていて、ワンストップの園芸リソースハブとして機能しているそう。
ガーデニングとライフスタイルをテーマにした公園で、至る所に説明やおもしろい展示、ショールームなどがあり、イベントやワークショップも開催しているようです。
詳しくはホート・パークのウェブサイトをチェック！
パーク内にはさまざまなガーデンがあります。
FLORAL WALK（フローラル・ウォーク）
アレクサンドラ・アーチから公園に入ると、まずはフローラル・ウォーク（FLORAL WALK）に出ます。フローラルと名前がありますが、そこまでお花がたくさんあるわけではなかったので、時期によるのでしょうか。トロピカルな植物が植えられているそうです。
道なりに進むと公園のメインの建物へ続きます。
Hort Centre（ホート・センター）
インフォメーションセンターや、レストラン、トイレなどがあるメインの建物。広々とした空間と芝生が広がっています。
トイレ休憩はここで！ドリンクも購入できるし、カフェや芝生で休憩もできるよ。
SILVER GARDEN（シルバーガーデン）
CORRIDOR GARDEN（コリドーガーデン）
SG50 Community in Bloom Garden
シンガポールの50周年の時に作られた展示のようです。連なっているたくさんのドアを通り抜け、シンガポールの50年後はどうなっているかな、と想像を膨らませてみてください。
Nature Playgarden（ネイチャープレイグラウンド）：子供の遊び場
子供が自然と遊ぶのにぴったり！公園にあるような遊具ではなく、自然素材を使った遊び場として、子供が自由な発想で遊べるような作りになっています。昭和生まれの私としては、どこか懐かしいような雰囲気。
その他いろいろなガーデン
いろいろな展示が楽しく、ホート・パークだけでもかなり遊べます！レストランやカフェもあるので休憩スポットとしてもぴったりです。
ホート・パークを抜けると再び森の中へ。
最後のウォーキングコースです。
ケント・リッジ・パーク（Kent Ridge Park）
キャノピー・ウォークを目指していたのですが、どうやら道を間違えたようです（笑）
森の中を10分ほど歩くとハイキングコースは終わってしまいました。上の地図のEND POINTには辿り着けず・・・
本道だったのになぜ・・！？とりあえず今回のハイキングはこれにて終了。
ハイキングコースが終了すると、目の前には高級そうなコンドミニアムと、戦争博物館が。せっかくなので戦争博物館を覗いてみることにしました。
ブキ・チャンドゥ戦争博物館（Bukit Chandu War Memorial）
第二次世界大戦中に激戦区の一つである、パシ・パンジャンの戦いの様子を展示してある戦争博物館です。2階建のコロニアル式の建物が再現されています。
パシ・パンジャンの戦いでマレー軍が日本軍に立ち向かう様子、マレー軍の武器や制服、英雄の写真などが紹介されています。展示もそこまで多くなく、30分ほどですべて見終わりました。
ここからの帰り道ですが、1本道になっているので、下へ続くくねり道を降ります。10分ほど歩くと大通りに出るので、そこからバスに乗って帰りました！
サザンリッチの基本情報まとめ
私のようにハーバーフロントからスタートしても良いですし、どこからでもスタートできます！一つの公園でのんびりするのでも良いですね。特にホート・パークは見所満載！
約10kmのトレイルコース
- マウント・フェイバー・パーク
- テロック・ブランガ・ヒル・パーク
- ホート・パーク
- ケント・リッジ・パーク
- ラブラドール自然保護区（今回は行っていません）
ウェブサイト ■The Southern Ridges（サザンリッジ）パンフレット：https://www.nparks.gov.sg/~/media/nparks-real-content/gardens-parks-and-nature/diy-walk/diy-walk-pdf-files/hortpark-and-southern-ridges.pdf ■HortPark（ホート・パーク）
