シンガポールのB級グルメミシュランガイド「マカンスートラ」。2021年版はオンラインで無料で閲覧可能。
世界遺産に登録されたホーカー文化を満喫するべく、「マカンスートラ」片手に、食べ歩きしてみようと思います!今回は「プトゥピリン(Putu Piring)」と言うマレーの伝統的なお菓子を試してみました。
シンガポールに長いこと住んでいてもあまり馴染みのないお菓子で、実は初めて食べました。
マカーンスートラについてはこちらの記事を参照ください!
マレーの伝統菓子プトゥピリンとは
マレーの伝統菓子で、グラメラカと言う椰子の木から取れたお砂糖の入った、米粉の蒸しケーキです。
米粉をすりつぶし、金属の器に詰め、グラメラカを詰め、器ごと蒸し器にかけ、数分蒸します。ココナッツフレークを振りかけて、パンダンリーフを添えたら出来上がり。
マカンスートラによると、プトゥピリンはティータイムのお菓子に特に好まれているお菓子だとか。プトゥピリンは昔からあるので、シンガポール人にはとても懐かしいお菓子だそうです。

トラディショナル ヘイグロード プトゥピリン
Putu Piringというカテゴリでは唯一の掲載店で、Netflixの『ストリート・グルメを求めて』シリーズでも取り上げられたお店「トラディショナル ヘイグロード プトゥプリン」へ行ってみました。
ミシュランガイドにも紹介されているお店です。
トラディショナル ヘイグロード プトゥピリンの場所
「ゲイラン・セライ・マーケット」というマレー系の市場の向かいある、Haig Road Food Centreに「トラディショナル ヘイグロード プトゥピリン」はあります。

パヤレバーに近いイースト方面、タンジョンカトンエリアにあり、この辺りはマレー系のお店がたくさんあり、マレー系の人がたくさんいるエリアです!
お店の雰囲気
数々のFood Awardが飾ってあり、Netflixやマカンスートラにも特集されていることがわかります。店頭で複数人の女性が忙しなく蒸し作業をしていました。
コロナだからでしょうか。注文用の機械も導入されており、お客さんが自分で注文・お会計ができる仕組みになっています。

プトゥピリンを食べてみた!
蒸したては熱々で、ふわふわ、中に入っているグラメラカがとろりと溶けていて、素朴なおいしさ。
マレーのお菓子に馴染みがないので、不思議な味がしましたが、慣れるとクセになりそうな感じです。グラメラカ(パームシュガー)は黒糖のような優しいコクのある味。
日本人にも食べやすいと思います。
デリバリーもやってます!


Netflixでの特集
伝統的なプトゥピリンを作っている一人のマレー系シンガポール人の女性を特集していました。家業であるプトゥピリンの屋台が廃業の危機になり、見事に立て直した、というストーリです。
彼女はパティシエへなる夢を追いかけ、アメリカの大学へ留学し、見事ホテルでパティシエとして就職。すべてが順調だった時に、家業のプトゥピリンが破産寸前のため、両親を手伝うため泣く泣くシンガポールに帰国したそうです。
旦那さんとの出会いをきっかけに、二人で屋台の立て直しに取り組みました。昔ながらのやり方では伝統を存続できないと考え、伝統を守るために機械を導入。
今まですべてが手作業で手間がかかっていた工程を機械化することで、作業の効率化に成功。ビジネスはどんどんうまく行き、今では5店舗にまで拡大したそうです。
「ストリートグルメを求めて アジア編」ぜひ見てみてください。ホーカーに行きたくなりますよ!
プトゥピリン店舗情報
Traditional Haig Road Putu Piring 住所:970 Geylang Rd, #01-02, Singapore 423492 Facebookページ:https://www.facebook.com/haigroadputupiring/ Instagram:https://www.instagram.com/haigroadputupiring/ デリバリー:https://haigroadputupiring.oddle.me/en_SG/